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NEWS

お知らせ

ご挨拶

第18期目がスタートしました。

8月1日より、株式会社リハブインテリアズは第18期目をスタートいたしました。
そして、8月11日は創立記念日となります。

17年間、ここまで続けることができたのは一重に皆様方のおかげです。
新しい期を無事に迎えられましたこと、心よりお礼申し上げます。

毎年恒例、一年の振り返りとこれからへの想い、
どうぞお付き合いくださいませ。

母の病気と死を通じて、多くのことを学びました

昨年も冒頭に、夫婦間生体腎移植のドナーとして入院、手術を体験したことを記載しており、今年も実母の病気と死について、プライベートな出来事からお伝えすることとなります。
どちらについても妻として、娘として、当事者らしく主観的にものごとを考える一方で、どこか習性のように出来事を客観的に捉え、この気付きを今後につなげたいと思ってしまう私がいます。
現在の仕事も高校時代の入院がルーツですし、医療や介護に関する自分や家族のリアルな体験は、いつも弊社の事業に示唆を与えてくれます。

母は2022年11月に肺がん、間質性肺炎と診断され、余命半年とのことでした。
家族と共にさまざまな視点から検討し、母は抗がん剤治療を選択しませんでした。
何が功を奏したのかはわかりませんが、そこから約2年は何の病気もないかのように元気に過ごしていました。
一方で、この幸運はいつまで続くのだろうか、症状が悪化した時どのような関わりができるだろうか、仕事との両立はできるのだろうか、、、と、仕事と母のことを考えると常にアクセルとブレーキを同時に踏みながら進むような日々でした。

おかげさまで昨年7月に初の単著本を上梓させていただき、第17期前半はその広報活動を積極的に行っていました。9月には出版記念パーティを開催していただき、お世話になっている方々と幸せな時間を過ごさせていただきました。書籍をお届けし、実際にお会いしてお話し、あらためてインテリアリハビリテーション®という活動を根付かせていきたい、そのように考え、よいお話もいくつか進んでいる矢先、2024年末から母が入院します。

その入院は3週間でしたが、退院後から在宅酸素療法がはじまり、一人暮らしは不安そうでした。
第17期の後半は母の生活のサポートに尽力していましたので、仕事についてはご依頼をいただいた案件は精一杯対応させていただきつつ、自社での企画はいったんお休みして、母の最期の時間に寄り添いました。

弟と良好なチームワークで母を支援し、いくつかの難題も乗り越え、手料理のおかずを子供たちに何品も持たせてくれるほど元気になってきた4月はじめに、肺炎で倒れました。救急搬送、CCU、一般病棟、緩和ケア病棟を経て5月12日に亡くなり、以前からの母の希望を尊重して家族だけの小さなお葬式をあげました。

倒れてから亡くなるまで、さまざまな病院の環境を患者家族という立場から見ることができたこと、約2年半、終末期の医療やケアについて考える機会を得たこと、私にとっては貴重な学びになりました。

「私にはあなたがいるけど、あなたが病気になったら誰がそばにいてくれるのかしらねえ」と、つねづね母が心配していました。配偶者や子供がいたとしても、先立たれるかもしれないし、遠方に住んでいたりすれば日常生活のサポートは難しい。すべての人が漠然と不安を感じているかもしれません。

昨年、移植のための入院をしたとき、”友人に頼る練習”をしてみました。もっと高齢になってから…要介護状態になってから…では遅すぎると感じます。なにか仲間とイベントごとを開催するような楽しい雰囲気で、助け合えるコミュニティをつくりたい。2020年ごろから少しずつ考えていた企画なのですが、こちらの活動も第18期は着手していきます。

私の最期を、空から母が心配そうに見守らなくていいように・・・
安心して天国での再会を待っていてもらえるように・・・
共感してくれる仲間とともに、おもしろい仕組みを考えてみます。

第16期の活動

非営利型 一般社団法人 日本医療デザインセンター

https://mdc-japan.org/

2022年1月より理事として加入し、3年半が経ちました。
「インテリアリハビリテーション®で医療や介護の環境づくりに貢献する、課題を解決する」という弊社の想いは
「デザインで医療の課題を解決する」という日本医療デザインセンターの想いに重なります。

現在は担当理事として活動している「医療デザインアカデミー」リニューアルのため、多くのミーティングを実施しています。学長の医師・野崎先生のリードのもと、すばらしいチームワークで準備が進んでいます。

医療デザインサミット2024(@横浜市立大学 みなとみらいサテライトキャンパス)

2024年11月9日土曜日、医療デザインサミット2024が行われました。

今回はスタッフとしてだけでなく、プレゼンテーション&ブレーンストーミング「医療デザインのイノベーターたち」というパートで登壇をさせていただきました。

病院は清潔であるべき、、、と同じくらいインテリアリハビリテーション®という環境づくりの手法が、病院や福祉施設であたりまえに実践されるには、、、という問いを掲げ、参加された皆様にアイデアをブレーンストーミングしていただきました。
貴重なご意見を数多くいただき感謝するとともに、このときのアドバイスの実践を現在準備しているところです。

今年は11月9日日曜日大阪にて開催予定です。
是非遊びにいらしてください。

株式会社デアマイスター

https://dermeister.co.jp/

現在のハイバックチェアのタイプではなく、ひとつまえの型ですが、デアマイスターの椅子に母はよく座っていました。元気な時は、そばにあるL字型の大きなソファを好んでいたものです。ところが、病気が進行しはじめてからは、ハイバックのほうが楽に感じられるようになったそうです。

ゆったりとしたソファは元気な時ならいろんな姿勢でリラックスできます。一方で、病気やケガなどで体力が低下している方には、高めの背もたれ、体圧分散性に優れたクッションでしっかりと体を支えてくれる椅子が安心感もあって、快適なんですね。そういう道具(家具)が家にあってよかったと思っています。

昨年は、私自身も術後、腹部に傷のある状態で、とても楽に座れた椅子でした。この椅子のすばらしさを伝える活動はこれからも継続してまいります。
デアマイスターの活動としては、ホームページのリニューアルをこの半年ほどお手伝いしています。新しいホームページの完成が楽しみです。

熊本、九州内にお住まいの方は、友人のセレクトショップ「N.Green」さんにて、展示させていただいています。下の写真が現在のモデルです。
https://ngreen.jp/

株式会社リハブインテリアズ

https://rehab-interiors.com/

第17期の最も印象的な出来事は、名古屋で開催された「出版記念パーティ」です。
半田先生、三輪書店青山社長、理学療法士・一級建築士である起田さんにお言葉をちょうだいし、お世話になった方々に祝っていただき、身に余る幸せな出来事でした。皆様への何よりの御礼は、書籍が多くの方に届き、インテリアリハビリテーション®という考え方が広がること、医療福祉の現場に成果をもたらすこと。
とても大きなこのプレッシャーこそが皆様にいただいた最大のギフトだと感じています。ご参加くださった方々、お花や電報を贈ってくださった方々、そして発起人の安倍社長、達川社長、張本社長に、あらためまして心よりお礼申し上げます。

   

   

17期後半は母のこともあり、積極的に動くことが難しかったのですが、昨年夏から打合せをつづけていた企画を6月にリリースしました。まさに出版記念パーティで皆様の前でプレゼンテーション(当日のアドバイスはすぐ上のお写真の宇佐見さんにお世話になりました!感謝)させていただいた内容を商品化し、ランディングページの製作、広告と分析までを含めて心強い、信頼できる方にお願いして形になりました。
弊社の弱いアクションをサポートしていただき、さまざまな収穫、学びを得ることができたと感じています。
18期はこちらの進化、発展も考えつつ、インテリアリハビリテーション®に関して今後の新たな展開を探っていきたいと考えています。

※広告テストのため7月5日までと記載がありますが、ご興味がございましたらいつでもオンライン相談承ります。お気軽にご相談ください。

書籍と活動

『リハビリテーション×ライフ』

おかげさまで出版7周年となりました

昨年に続き、表向きなイベントはなかったのですが、実は新たな企画が始まっています。
それは、この書籍に書かれていることが遊びながらより深く理解できるカードゲームの製作です。

書籍につきましても、おかげさまであと少しで完売の様子。カードゲームの展開とともに増刷も出来るなら…と執筆メンバー一同、力が入っています!来年には完成の予定?、メンバーと再び共に活動できることが楽しみですし、カードゲームの広報活動も積極的に行ってまいります、ぜひ応援してください!

『医療福祉の現場で実践してみよう! インテリアリハビリテーション®』

おかげさまで出版1周年となりました

2024年7月1日、拙書が上梓され、一年が経ちました。
昨年の今ごろは、世に出てまだ1か月の時でしたが、あれからたくさんの皆様に直接お届けし、お言葉をいただき、さまざまなメディアにも取り上げていただきました。
ほんとうに皆様のおかげです、その一部をご紹介させてください。


8月
熊本日日新聞社様より拙著について取材していただきました。
地元の新聞社様より取り上げていただけるのはたいへん光栄なことです。


8月
16期の終わりにお会いした町田先生。先生の最新のご著書も出版時期が拙著と近く、出版をテーマにインスタライブをやりませんか!?とお誘いいただきました。とても楽しく、いろいろと勉強させていただくことの多いお喋りとなりました。町田先生には出版記念パーティで素敵なお花も贈っていただき、重ね重ね心よりお礼申し上げます。


9月
9月24日火曜日19時~20時半 三輪書店様共催セミナーで拙著に関する内容で講演をさせていただきました。のちほどアンケートをいただき、皆様熱心にご視聴くださった様子が伝わり、たいへん感激いたしました。三輪書店様には出版からセミナー開催まで、本当にお世話になっております。


10月
RKKラジオ「昭和歌謡大作戦」にゲスト出演し、書籍の宣伝もさせていただきました。
DJの嶋田さんとは、高齢者施設でのレコード音楽療法の企画でご一緒したことがご縁のはじまり、プライベートでも楽しいイベントでよくお会いします。
出演のお声かけをいただき、ありがとうございました!

 

 

10月~11月
共著仲間であり、株式会社斬新社の久保田さんのご縁で、シルバー新報に書籍記事とインタビュー動画を掲載していただきました。
シルバー新報を見ました!という問い合わせや、イベント参加がその後多くあり、久保田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
インタビュー動画もございますので、是非ご覧くださいませ。


12月
RKKラジオ「村上美香のヒトコト」にて、書籍の内容を中心にインタビューしていただきました。
お問合せいただいたきっかけは、8月に熊本日日新聞をご覧になられてとのことでしたので、つながるご縁に心より感謝です。

  

10月、11月、1月
弊社企画、出版記念読書会を開催いたしました。久しぶりに楽しくファシリテーターを担当させていただきました。自分が書いた本で読書会を開催するのはとても素敵な体験、著者冥利につきます。進行も毎回少しずつ変えていきました。10年以上前からお会いしたかったですと仰ってくださる方もあり、当日お昼に見かけたシルバー新報で読書会を知って…という方もあり、ミラクルがいくつもあった素晴らしいひととき、ご参加の皆様には心よりお礼申し上げます。

出会いと再会に感謝!の皆様

17期も、前期に引き続き書籍をもって全国をお訪ねしました。
皆様のあたたかいお祝いの言葉、励ましの言葉、本当にありがたくお礼の言葉も見つかりません。

拙著と一緒に写ってくださり、ありがとうございます!↓

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

  

18期へ向けて

幼少期、『小鹿のバンビ』の朗読レコードが家にありました。
はじめは楽しい雰囲気なのですが、終盤、お父さん鹿がとても低い声でバンビに言うのです、
「おまえはもう一人で生きていくんだ」
こどもごころにとても怖く、強烈な印象で今も記憶に強く残っています。

父は25年前に、母は今年亡くなり、まさに一人で生きなくてはならなくなりました。
不安がないと言えば嘘になります。ですが、この一年お会いした皆様の写真をUPしていたら、こんなにたくさんの方がそばにいてくださる、そのパワーは計り知れないものだと感じました。
やはり私は、大切な人達の集う場所を作っていきたい。
由里子・・・里たる理由、あたたかい里をどのように作るかが、ライフワーク。

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北九州の母宅マンションを処分する方向で弟と話し合っています。同時に、コロナ禍で手放したオフィスを熊本で再び持つことも検討しています。母の遺品をもらい受けたあと、今度は自宅でその収納場所の確保が必要となり、久しぶりに会った叔母に着物をもらってほしいとも言われたので、熊本の家も大掛かりな整理や模様替えが必要になりそうです。
母宅、自宅、新オフィス・・・気持ちも環境も、大きなリセット。
18期は新しい始まりのための環境づくりが最初の仕事となりそうです。

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以前から気になっていたシルクスカーフの染め直しをお願いしてみることにしました。

~あまり使っていなかったスカーフに藍染を施すことでスカーフ本来の役割(お洒落に纏う)を取り戻す
生まれ変わったスカーフで私の心もワクワク元気になる・・・~

~散らかっていて落ち着かない談話室に環境づくりの活動を実践して
部屋本来の役割(居心地よく過ごす)を取り戻す
生まれ変わったお部屋でその場に集う人もワクワク元気になる・・・~

インテリアリハビリテーション®との共通点を感じます

8月1日から新たな事業年度、藍色に染められたスカーフは今年の活動のシンボルとなりそうです。

令和7年8月、18期目がスタートいたしました。
どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。

株式会社リハブインテリアズ
代表取締役   池田 由里子

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