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お知らせ

ご挨拶

第17期目がスタートしました。

8月1日より、株式会社リハブインテリアズは第17期目をスタートいたしました。
そして、8月11日は創立記念日となります。

16年間、ここまで続けることができたのは一重に皆様方のおかげです。
新しい期を無事に迎えられましたこと、心よりお礼申し上げます。

毎年恒例、一年の振り返りとこれからへの想い、
どうぞお付き合いくださいませ。

健康について意識せざるを得ない一年となりました

私自身の個人facebookアカウントでご存知の方も多いかと存じます、
今年4月に夫婦間生体腎移植のドナーとして入院、手術を体験したことは
これからの活動に大きな示唆を与えてくれるものでした。
多くの皆様にご心配いただきましたこと、改めまして心よりお礼申し上げます。
おかげさまで夫婦ともに順調に回復し、とても元気に過ごしております。

入院経験といえば、高校時代、膝靭帯損傷で手術を受けたのが最後…
もうずいぶん前のことになります。
さまざまな立場から病院、高齢者施設の環境デザインに携わるなかで
いま再び、患者(ドナーなので少し違うかもしれませんが)として
手術や入院が経験できたことは私にとって貴重な学びの機会となりました。

不安な時に目に映る室内の家具や装飾品、その色や質感
窓に映る景色、お天気や自然の光の入り具合、夜間の照明
術後、傷の痛みがあるときに、体を楽に預けられるベッドや椅子の存在
患者は健康な人よりも、とても敏感であること
小さな違いを感じきろうという気持ちで入院期間を過ごしました。
本当に多くの学びを得ることができたと感じます。

 

つい先日も、尊敬する医師より
「病気がないことが健康なのではない。病気であっても健康、幸福でいること。」
についてお話を伺ったばかり。
そういう意味で、通常二つあるはずの腎臓が一つになったことで
私は健康な状態とはいえなくなったのでしょうか?
お腹に傷はあるけれど、日常生活に何の支障もありません。
とても健やかで、幸せな日々だと感じています。

いま、私自身が身をもって体験しているこの感覚。
そして、この先年齢を重ねて、さまざまな病気に罹患することもあるでしょう。
それでも、病とよい関係性を保ち、体の声を聴きながら、私の人生を幸福に生きていく。
これから先は、現在の事業に加えて、そのための暮らしの支援のお手伝いもできたならと
自分ごととしても強く感じている今日この頃です。

入院期間のSNS発信を見てくださった友人の依頼で
倫理法人会様にて今回のドナー体験をお話させていただく機会もいただきました。
患者の立場から考える移植のこと、健康のこと、
そして環境づくりのプロとして
入院生活で知っておくと役に立つかもしれないさまざまなアイデアをお伝えします。
ご興味がございましたら、いつでもお話しますのでご連絡くださいませ。
少しでも自身の体験がお役に立てましたら幸いです。

 

第16期の活動

非営利型 一般社団法人 日本医療デザインセンター

https://mdc-japan.org/

2022年1月より理事として加入し、2年半が経ちました。
インテリアリハビリテーション®で医療や介護の環境づくりに貢献する、課題を解決するという弊社の想いは
デザインで医療の課題を解決する、という日本医療デザインセンターの想いに重なります。
当団体へお力を貸してくださる皆様、デザイン経営会員様、医療デザインアカデミー受講生様、そして理事のメンバーには多くの学びをいただき、
弊社だけでは取り組めなかった、広く、大きな社会課題について、共に解決への実践を協働できることに喜びを感じていています。

日本医療デザインセンターでは、2023年11月に待望の書籍が出版されました

『医デ本 今日から現場で使いたくなる医療デザインの入門実践書』
https://amzn.to/46JEMgT

(理事も含め)当団体と関係の深い方々には、オリジナル帯を作成しての書籍のお渡しでした。
手間のかかる作業だと思うのですが、代表理事から皆様へ、感謝やサプライズの気持ちなのだと感じました。
私のはなぜかこの写真を選ばれたようです(汗)、素敵なコピーに感激です。

書籍全般の執筆は当団体理事であるライターが手掛けており
その他の理事は、先進的な取り組みをされている個人や団体へ取材に行きました。
私もP136~138を担当しています。

医療デザインアカデミー(オンライン全10回)第3期 第4期 運営スタッフと講師を担当しました

第3期では同じく理事の久保田好正さんとともに、第4期は一人で、講師としても登壇させていただきました。
医療デザインアカデミーは第1期~4期まで継続して運営スタッフとして関わっており
受講生の皆様ともすてきなコミュニティが続いています
上記のお写真は毎回撮影する終了後のスタッフ写真、明るく楽しそうな雰囲気が伝わるでしょうか?

医療デザインサミット(リアル開催@東京)

 

二つのセッションでモデレーターを担当させていただきました。
1人でご講演されても素晴らしいスピーカーの皆様が、お二人、三人と一緒に登壇してくださることで
どのようにすればより興味深いセッションを共創することができるのか、、、
難しいですが、やりがいのある役割です。
今年は11月9日土曜日横浜にて開催予定です。
是非遊びにいらしてください。

医療デザインMeet up in 熊本

 

日本全国各地で、皆様とリアルでお会いしたい!『医療デザイン meet up』第1弾は熊本からでした。
福岡や広島など遠方からもお集まりいただきました。
医療福祉施設にも納入実績を多くお持ちのピーエス工業様(除湿型放射冷暖房システムなどの専門メーカー)
ショールーム「PSオランジュリ」でのトークセッション参加、
”社会的処方”ができるコミュニティホスピタル谷田病院様と甲佐町訪問など
たいへん充実した学びと交流のひとときでした。

株式会社デアマイスター

https://dermeister.co.jp/

今期は自分自身が手術をしたことで
退院後、傷の痛みからフラットなベッドで眠れない、、、という初めての体験。
その時、自宅にあったマイスター・ファニチャーのマルチチェア(ティルト&リクライニング)には助けられました。
背もたれの角度を自分好みに変えることができ、楽な姿勢で長時間座ったり、眠ったりすることができました。

友人のセレクトショップ「N.Green」さんにて、展示させていただいています。
https://ngreen.jp/


こちらのお写真は私の自宅にあるマルチチェア。
木部やファブリックの色が変わると印象も違います。

シニア世代の皆様に向けて、美しいカタログが完成しました。
ご興味がございましたら、お気軽にお問合せください。

株式会社リハブインテリアズ

https://rehab-interiors.com/
ご依頼いただいたセミナー、研修会、
大学や専門学校での非常勤講師としての講義、
弊社主催のセミナーなど
今期も多くの方にインテリアリハビリテーション®を学んでいただきました。

なかでも印象的だったのは、、、


鹿児島県老人保健施設協会様からのご依頼で、施設のインテリアリハビリテーション®️についてお話しさせていただきました。
鹿児島には出身校があるので、お仕事の依頼は故郷に帰ってきたような気持ちにさせていただけて、とても嬉しく光栄です。
対面、オンラインのハイブリッド形式で、会場の一番手前にいたのは学生時代の後輩という嬉しいサプライズもありました。


 

回復期リハビリテーション病棟協会研究大会in熊本にて、ランチョンセミナーに登壇させていただきました。
以前勤務させていただいていた熊本機能病院が大会事務局であり、そちらでたいへんお世話になった医師の上司が座長、
設計事務所からのご縁で現在も病院建築などでご一緒する機会のある(株)キングラン九州様が共催企業、
こんなにご縁のある皆様がたとともに講師としてご一緒できましたこと、とても嬉しくありがたいひとときでした。
元上司だった座長からは「インテリアリハビリテーションは今後の社会の必然」と、ありがたいお言葉を賜りました。

弊社の今年一番のトピックスはインテリアリハビリテーションに関する書籍の出版となるのですが、
こちらは次のカテゴリーにて、、、

書籍と活動

『リハビリテーション×ライフ』

おかげさまで出版6周年となりました

出版した年から毎年、想いを届けたい、皆様と交流し共に活動したいという気持ちから、リアル、オンラインなどのイベントを続けてきました。
今年はこれからのこともいろいろ考えつつ、いったんイベントはお休みすることとなり、私の東京出張の流れから、共著メンバーの3名が住む山梨県を訪ねてきました。
生み出すまでに協力し、関係してくださった皆様も含めての再会は、親戚の集まりのような?!、不思議なファミリー感があります。

イベントは無かった6周年の年に、新たな企画を水面下で始めました。
まだオープンにはできませんが、形にして皆様にお届けできる日が楽しみでなりません。
チーム”リハビリテーション×ライフ”のメンバーと様々な活動を共にできることは、私にとってもたいへん楽しく、学び深いことです。

『医療福祉の現場で実践してみよう! インテリアリハビリテーション®』


(ジュンク堂書店池袋本店に面陳列されていました)

2024年7月1日、拙書が上梓されました。
ついにこの日が来たのか、、、と感無量であり、
また、形になるまでサポートしてくださった三輪書店様はじめ周りの皆様への感謝と
この本をどのように育てていくべきか、責任の重さで身が引き締まる思いがしています

本を手に取ってくださった方が何かひとつでも環境づくりを実践してくださり
患者様、ご利用者様を癒し、さらに関わる方皆様の笑顔につながればこれほど嬉しいことはありません

いつまでも健康でありたいですが誰もが高齢になり、病気になります
そのときに病院や施設が居心地の良い場所であることはどなたにとっても自分ごとです
だからこそ皆様とともにインテリアリハビリテーション®を実践したい…

どうか拙著ともども、応援していただけましたら幸いです。

9月24日火曜日19時~20時半 三輪書店様共催セミナーで拙著に関する内容をお話いたします。(参加費無料)
ご興味がございましたら、ぜひご視聴くださいませ。

出会いと再会に感謝!の皆様

人との出会いやご縁、これ以上の宝物があるでしょうか、、、
7月に拙著が上梓されたことのご挨拶とこれまでの感謝をお伝えしたく、各地を訪ねています。
皆様あたたかく迎えてくださり、本当にありがたくお礼の言葉も見つかりません。
16期中にお目にかかった皆様も、これからまたお会いできる皆様も
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

拙著と一緒に写ってくださり、ありがとうございます!↓

   

   

   

   

   

   

   

   

   

今期新たに出会ってくださりありがとうございます↓


“田舎の最先端”と呼ばれる岡山県西粟倉村での地域おこし、まちづくりに関わる皆様との勉強会


コミュニティデザイナー山崎亮さんと、福井県敦賀市「ちえなみき」さんにて


社会的処方ができるコミュニティホスピタル谷田病院事務長藤井様と熊本県甲佐町


大嶋先生、松田さん、お目にかかれて光栄でした


半田先生を囲む会@小倉へご参加の皆様と…
半田先生の理学療法士としての歴史の背景に、私自身10代、20代の頃お世話になった九州労災病院が重なるのです


感情環境デザインの杉本聡恵さんと、久保田さんのおかげで仲良くなれました
(プライマリケア学会、医療デザインサミットでは対面でしたが、お写真はこれのみ)

 
豊原さんと一緒に、久保田空さんの事業所を見学させていただきました


かつて毎年参加していたHCRに戻りました、弊社の研修旅行のような!

他にもほんとうにたくさんの素敵な皆様とお会いしました。
出会ってくださったすべての方に心から感謝を申し上げます。

Spotifyでラジオ始めました

ほりくん、うたこさん、お二人がされていたpodcast「のらりくらり RADIO」のお仲間に入れていただくことになりました。
ほりくんは哲学、詩子さんはプロダクトデザイン、私はインテリアデザイン、3人で共通するのはリハビリテーションと北九州!?
めずらしい組み合わせだと思います(笑)

初参加のトークテーマは、拙著発行に伴い、インテリアリハビリテーション®、環境づくりに関するお喋りをしました。

「のらりくらり RADIO」今後ともよろしくお願いいたします!
https://open.spotify.com/show/6BEnEYW8ezu3vNbbd0hS7X

17期へ向けて

ここまで書いてきて読み直すと、やはり16期は大きく息を吐いて、吸ったような印象です。
手放して、入ってきた、とも言えますし、何かリセットされたような感覚もあります。
さまざまな経験を重ねて、視座が変わり、視野が広がり始めました。
病院や高齢者施設の室内環境、インテリアだけではなく、
コミュニティ、まちづくり、健康、ウェルビーイングなどにも関心があります。

=====

このたびの移植手術をよき機会とし、「助けてもらう練習」projectと名前を付けて
手伝ってほしい、力を貸してほしいとなかなか言えない私が友人を頼るトレーニングをさせてもらいました。

「自立とは依存先を増やすこと」…熊谷晋一郎さんの言葉です。
人様にご迷惑をおかけしないように、なんでも自分でできるように、、、と躾けられて
人に頼ること、一緒にすることが、出来なくなった方が多いように感じます。
私もまさにそうです。
とはいえ、人は年をとり、少しずついろいろなことが出来なくなっていく、
そんなとき、近くに住む人達と、助け合い、頼り合って生きていくコミュニティがあればどれほど安心か、、、
いよいよ介護が必要となって、はじめて誰かに助けてもらうのではく
今この時から、助け、助けられることがあたりまえになるように、、、

(お隣さんに)「ちょっとお醤油を貸してくださらない?」
そんな風景を、私の子供時代には見たことがありました。
その令和バージョンをもういちど、、、

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ある時、仲間との学びの場でざっくばらんに訊ねてみたのです
池田が今の仕事は関係なく、どんな活動をしていたら応援したり、力になったりしたいか、と。
「旅館や料亭の女将さん、カフェのオーナー、人が集う場を作る人」などでした。
やっぱりそうですか(笑)、、、という印象で、違和感はありませんでした。

だからと言って、急にカフェをOPENさせたりはしません。
ただ、コロナ禍に手放したオフィスを、人が集う場として再び構えて
学び合いや、助け合いの拠点がほしい、誰でも気軽に遊びにきてほしい、
美味しいものを食べながら、人生について、あるいはたわいもないことで、時間を気にせず語り合いたい
そんな場づくり、ぜひ、力を貸してください。

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写真のムーミンマグのタイトルは
True to its origins
「真実は原点にあり」「オリジナルに忠実に」という意味

私の原点はインテリアリハビリテーション®であることは変わりありません
出版をよき機会として
この概念や実践を、長く残していくための活動に取り組みます

誰もがいつ病気になるか、ケガをするか、介護が必要となるか、わかりません、明日かもしれません。
そんな時に居心地よく療養できる環境であるように、
スタッフの方がいきいきと働ける職場環境であるように、
ご家族が安心して大切な人を任せられる施設環境であるように、
ひきつづき、そのような環境づくりに努めてまいります

令和6年8月、17期目がスタートいたしました。
どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。

株式会社リハブインテリアズ
代表取締役   池田 由里子

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